ESD障害対策の基本は、ワークベンチや生産設備などの金属体のアースです。アースが不完全な場合、床との電位差および電気系リークや帯電物体の接触などによって金属体が帯電します。この上に置かれた電子デバイスは金属体と同電位になり、ピンセットや半田ごてが接触するとMM(機械帯電モデル)やCDM(デバイス帯電モデル)によるESD障害が発生します。ワークベンチモニターは極めて高いインピーダンスを持ち、±0.1Vの精度で金属体の電位をモニターする測定器です。 |
電位の検出感度は±0.1Vと高く、HDDのGMRヘッドや超微細LSIのアッセンブリ工程におけるワークベンチや生産設備表面の電位モニターに最適です。 |
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プローブタイプのため生産ラインの狭い場所でも測定できます。 |
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ピークホールドと連続測定の2モードの切替ができます。 |
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2電源方式の採用により長時間使用が便利になりました。(ACアダプター別売) |
検出方式 |
振動型表面電位センサー | |
表示方式 |
デジタル液晶表示 | |
測定範囲 |
±0.1V~±999.9V | |
測定精度 |
±5%以内 | |
環境 |
0~40℃、65%RH以下(結露なきこと) | |
電源 |
単4アルカリ乾電池2本 | |
オプション |
記録計接続ケーブル、ACアダプター | |
寸法 |
117×70×24(mm) | |
質量 |
約360g(電池含む) |
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電気設備からベンチへの漏洩 |
MAX 50.0 |
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生産設備のアース不完全 |
MAX 20.0 |
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金属ベンチのアース不完全 |
MAX 10.0 |
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AC-DCアース間電位差 |
MAX 50.0 |
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搬送ローラー(摩擦帯電) |
MAX 80.0 |