クーロンメータ NK-1001/1002

クーロンメーターは、静電気破壊の原因になる放電電荷量を測定するプローブタイプの電荷量測定器です。電子デバイスの製造、検査、アッセンブリ工程で起きる摩擦、剥離帯電によってもたらされる電子デバイスのCDM(デバイス帯電モデル)障害や小容量放電(帯電した浮遊金属物体からの放電)障害を高い精度で数値予測することができます。

■特長

測定対象物(導体)に接触させるだけで簡単に放電電荷量(過剰動電荷量)が測定できます。

高電位空間や帯電した絶縁物に囲まれた電子デバイスやプリント基板の放電電荷量が測定できます。

接触式ですので測定誤差がほとんどありません。

ピークホールドと連続測定の2モードの切替ができます。

4桁表示でワイドレンジをカバーいたします。

2電源方式の採用により長時間使用が便利になりました。(ACアダプター別売)

導電性プローブチップ(オプション)を使用することで安心して静電気に敏感な製品の測定ができます。

直流電源ZHO-200PN(オプション)を使用することにより、デバイスキャパシタンスを計測できます。


■仕様

検出方式

コンデンサ充電方式

表示方式

デジタル液晶表示

測定範囲

NK-1001:±0.01~99.99nC
NK-1002:±1~9999nC

測定精度

±5%以内

電源

単4アルカリ乾電池2本

オプション

導電性プローブチップ
記録計接続ケーブル
ACアダプター

寸法

117×70×25(mm)

質量

約160g(電池含む)

■使用例


■測定事例

対     象
測定結果[nC]
金属板を滑ったLSI

0.60

絶縁性ノズルで吸着したLSI

2.50

帯電した基板上のLSI

1.50

バランスの悪いイオナイザー下のLSI

3.50

保護シートを剥がしたCCD

3.00

人体が触れたLSI

10.50

半田ごて先

0.50

人体が触れたピンセット

3.50

導電性工具で触れたHDD-head

0.80

台車上のHDD-head

0.30

スプールから引き出した半田線

2.60

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