近赤外光線免疫療法はガンを殺すことができる 2年前から日本で 近赤外線免疫療法をおこなっている事業所が実在する 滋賀県 ???2年間で余命宣告 ホスピスケアー寸前の女性90%以上がん患者を助けているとのこと ほんと???なの |
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A-0-89 その後順調に研究開発は進み、NCIで20年越しの研究が大詰めを迎えている小林氏に、この治療法の効果や革新性、将来展望などを伺った。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
近赤外線の当たったがん細胞は1,2分でバタバタと破壊される | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
――近赤外線を使うがん治療は、従来の医学の常識からすると全く予想外の方法だと思います。 その仕組みや特徴について、分かりやすく説明していただけますか。 小林 この治療法は、がん細胞だけに特異的に結合する抗体を利用します。その抗体に、近赤外線によって 化学反応を起こす物質(IR700)を付け、静脈注射で体内に入れます。抗体はがん細胞に届いて結合するので、 そこに近赤外線の光を照射すると、化学反応を起こしてがん細胞を破壊します。 近赤外線は、波長が可視光と赤外線の中間に位置する光です。治療には近赤外線のうち、波長がもっとも これほどがん細胞の選択性が高い治療方法は過去になかった |
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これまでのがん治療法は副作用が患者さんの悩みでしたが、この点はいかがでしょうか。 近赤外線はテレビのリモコンや果物の糖度測定などに使われるおなじみの光です。 全身のがんの8~9割はこの治療方でカバーできる――この治療法はどのような種類のがんに対して有効なのでしょうか。 小林 皮膚がんのような身体の表面に近いものだけでなく、食道がん、膀胱がん、大腸がん、肝臓がん、すい臓がん、腎臓がんなど 現在300人を対象に効果を試験中。2、3年後に実用化できる可能性――臨床試験はどの段階まで進んでいますか。また実用化の承認が得られるのはいつ頃の見通しでしょうか。 小林 臨床試験の認可はFDAから2015年4月に出ました。治療法の毒性を調べるフェーズ1は、頭頸部の扁平上 転移がんは活性化した免疫細胞が攻撃に行く――この治療法は近赤外線を当てたがんだけでなく、別の場所に転移したがんにも有効ということですが、 小林 転移がんについては、2つの方法を使います。1つは今お話した、がん細胞に光を当てる方法です。 この2つの方法のうち、制御性T細胞を破壊するほうが、転移がんへの効果が大きいことが分かっています。 |
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費用は安く、日帰りの外来治療でOK――今どの国でも医療費の増大が問題になっています。新しい治療法が近赤外線、IR700、市販の抗体と、 小林 その通りです。とても安く治療できます。近赤外線はレーザー光発生装置で発生させますが、 -将来的には、外科手術で取り残したがんも、この治療法を用いて再発を防ぐことを検討されているとのことですが、 小林 まだ実験中ですが、脳腫瘍についてはドイツのフライブルク大学、ケルン大学と共同研究しています。 |
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また、すい臓がんについてはオランダのフロニンゲン大学が熱心に取り組んでいます。すい臓がんも 手術で取り切れないケースが多いために再発率が30~40%と高いのです。 脳腫瘍もすい臓がんも、手術した個所はがん細胞が露出しているため近赤外線の照射で取り残したがん細胞の処理をしやすく、 外科の先生たちが積極的に臨床応用へと研究を進めてくれています。 ホワイトハウスは大統領演説まで情報漏れを防いだ――お話を伺っていると、がん治療を根本から変える画期的な治療方法に、思わず元気がわいてきます。 小林 手前みそになりますが、これまで開発されてきた多くの治療法の中で一番いい方法ではないでしょうか。 ――オバマ大統領が2012年2月の一般教書演説でこの治療法を称賛したのは、NCIが絶対の自信をもって推薦したからでしょうね。 小林 NCIは政府直轄の研究機関ですから、さまざまな情報を絶えずホワイトハウスに届けています。 生物、物理、化学の融合領域には大きな可能性がある――先生はNCIで約20年間の研究生活を送られていますが、治療法のアイデアを得たのは何がきっかけだったのでしょうか。 小林 私は医学生だった1984年ごろから免疫抗体の研究をしてきたので、もう32年になります。 ――こうした画期的な研究成果を上げることができた主な要因は何だったとお考えですか。 小林 NIHでは研究の自由度が高いことだと思います。純粋に好きな研究に没頭することができました。 |
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臨床医だったからこそ理解できた現場の問題点――先生は臨床医を11年間務めた後で研究者に転身されたという珍しい経歴をお持ちです。 小林 臨床では放射線診断と治療をしていましたが、同時に「患者に役立つ研究」を志していたので、 TEXT:木代泰之 |
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