■ キネシオテープ・キネシオテーピング法について
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キネシオテーピング法は、自然療法のひとつです。伸縮性のあるテープを痛いところや凝ったところなどに貼って、人間本来の自然治癒力を促進させ、障害を和らげたり治したりします。使用するテープは「キネシオテープ」と呼ばれ、一定の伸縮性と、カラダにフィットする粘着性があります。このテープの伸縮率は筋肉(皮膚)のそれと同じ30~40%に設計されていますので、別名「人工筋肉テープ」とも呼ばれます。 キネシオテーピング法は、1980年の考案以来、相撲・サッカー・ラグビーなどの数多くの有名選手により採用されています。日本では日本女子バレーチームが採用(1988年~)、アメリカにおいてはメジャーリーグ7球団のスプリングキャンプでキネシオテーピング理論が認知(1997年)、その後シアトルマリナーズなどのメジャーリーグで使用され、2001年からは全米において医療保険が適用されるまでになっています。また、(株)キネシオは日本プロ・アマチュア野球界のトレーナー組織であるJBATS(ジェイバッツ)に協賛し、復興にバックアップしています。 |
■ キネシオテープの効果
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痛み・凝り・内出血の改善
キネシオテープを貼ると、体内に隙間ができてリンパ液の流れが良くなります。そのことで新陳代謝がよくなり、人間本来の自然治癒力が高まります。貼るだけで筋肉の痛みや凝り、怪我・手術後の内出血を早く改善することができます。
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腫れや内出血の軽減 リンパ液だけでなく、血液の流れも良くなります。血行が良くなると、酸素も栄養も体の隅々に行き渡るようになり、疲労の回復も早くなります。とくに痛んだり腫れたりしてなくても、ちょっとだるい時、疲れが取れない時、また、冷え性でお悩みの方にも効果的です。
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痛みの緩和 スポーツや仕事の種類などによっては、特定の筋肉を酷使する場合があります。そういった筋肉は、障害が発生しやすい箇所でもあります。事前にキネシオテープを貼っておくと障害発生の予防に役立ちます。
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リハビリ / 機能回復効果 キネシオテープは筋肉(皮膚)とほぼ同じ伸縮性があり、
貼ったままカラダを自然に動かすことができますので普段の生活に支障が及びません。リハビリに、なかなか時間が取れない場合、キネシオテープなら貼るだけで効果がありますので、無意識のうちにリハビリができます。
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効果〔例〕
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テープを貼る前 |
テープを貼った後 |
キネシオテープによって太もも内側にできた内出血が取れた実例(白い格子状の部分) |
筋肉痛や、足がつったりする場合は、筋肉が収縮して血液やリンパ液が流れにくい状態で、溜まったリンパ液が痛みを感知する神経を刺激しています。筋肉を伸ばした状態でテープを貼って、普通の状態に戻した時に、テープにたくさんのシワがよりますが、その際テープによって持ち上げられた皮膚の下にリンパ液、血液の流れるスペースが確保され、その結果溜まっていた血液、リンパ液の流れが改善され、症状の緩和や改善を促すことが出来るのです。
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■ キネシオテープの特徴
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ワンポイント情報!
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かぶれにくい ウェーブが通気孔の役割を果たしておりまた糊の量が少なく、他社商品よりかぶれにくい。
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身体のどの部分にも合う伸縮性 伸縮性は、人間の筋肉(皮膚)の30~40%とほぼ同じです。ですから、体のどこに貼っても、体の動きが円滑です。
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▼ キネシオテープの貼り方
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● 貼り方・使用上の注意点
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1 |
貼る場所の皮膚をきれいにする。 |
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剥がす際には、皮膚を押さえながら皮膚にそって剥がす。 |
2 |
痛みがある場所(テープを貼る部位)の筋・皮膚を最大限にストレッチ(伸ばした状態)する。 |
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疲れやすい、あるいは痙攣を起こしやすい場所は運動前に貼る。 |
3 |
テープは基本的に引っ張らないで貼る。 |
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疲れやすい、あるいは痙攣を起こしやすい場所は運動前に貼る。 |
4 |
貼ったまま入浴できるが、入浴後はタオルでよく水分をとる。 |
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コンタクトプレーが多いスポーツなどではスポーツテープと併用すると効果的である。 |
5 |
日常生活では2、3日貼ったままでもかまわないが、運動後は汗の塩分が残るので入浴するか、剥がす。 |
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筋膜のズレを調整して関節のズレを治す場合には、テープを引っ張りながら貼る。 |
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万一、かゆみがでたり痛みが増した場合には使用をすぐに中止してください。 |
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筋の形にそって貼る。 |
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▼ 肩の痛みに
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① 【棘上筋テープ】 テープを肩甲骨にそって三角筋まで貼る。 |
②
【上腕三頭筋テープ】 腕を上げ、肘を内側に曲げた状態で行う。Y字テープの基部を肘頭のやや先(手首より)に固定し、上腕の下側にそって張っていき、腕の付け根から一方は背骨へ、もう一方は肩甲骨の下を通り骨盤に向かって貼る。 |
③ 【三角筋(前部)テープ】 Y字テープの基部を肩の盛り上がる部分の下に固定し、肩の前部を包むように貼る。 |
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▼ 腰の痛みに
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① 椅子に座った状態で行う。Y字テープの基部を仙骨(左右の骨盤の間にある逆三角形の骨)の上に固定する。 |
② 前屈させて腰を伸ばした状態で行う。Y字テープの一端を背骨の横に沿って肩甲骨の下まで貼る。 |
③ もう一端も背骨の反対側に同様に貼る。 |
④ 完成 |
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▼ 膝の痛みに
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①
身体を寝かせた状態が行いやすい。膝は楽に伸ばす。長めのY字テープ(切れ込みは膝ま皿を包める程度。10cm~15cm)の基部をもも外側丈夫に固定。 |
② 膝を曲げながら貼っていき、Y字テープの部分の片側を膝の皿の横から包み込むように貼る。 |
③ 反対側も同じように貼り、末端を膝の皿のしたで重ねる。 |
④ 完成 |
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▼ 足がつりそうな時、つってしまった時に
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① うつ伏せで膝を折った状態で始める。アキレス腱を伸ばす。Y字テープの基部をかかとの裏に固定する。 |
② アキレス腱部に貼ったら膝を伸ばした状態にする。Y字テープの一方をふくらはぎに沿って膝裏まで包み込むように貼る。 |
③ 反対側も同様に行う。 |
④ 完成 |
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▼ 足裏の疲労回復に
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① うつ伏せになり、足の指を伸ばした状態で行う。熊手状(この場合は4つの切れ目)にしたテープの基部をかかとに貼る。 |
②
切ったテープを一本ずつかかとから指に向かって貼っていく。 |
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