軽油の節約  ガソリン燃料の節約 ディーゼルエンジンの燃費の節約
 車の燃料節約 車の燃料費を安くする方法
空気を熱エネルギーにかえる。 エンジンの中に酸素量を増やすことができます。
 レアアースの17元素をつかえば.イオン効果でエンジンの燃焼効率があがるから燃費が少なくてすむ

レアアースの玉にテラヘルツの光のエネルギーをいれなければできません 
 A-100-04
 
テラヘルツ波 3μm~10μmの光を入光させることで永遠ノエネルギーが照射されます
から常時テラヘルツ波の光エネルギーを連続放射しますから
酸素濃度が上がりエンジン内のシリンダーが燃焼効果にてパワーがでます
これは装置後3分走行でエンジン音が高音になり軽い音にかわりますと
パワーが1.5倍~2倍にアップします 
 古い車のエンジンが新車以上の燃費のよさ パワーがでます 嘘と思う 信じない人が100%でしょう      原理には納得できる理論があるのです それを証明した結果がこれです
                         
こんなことが“実現できました”
                いいものが開発できても 使ってもらえないのが日本の社会現実  
中国 台湾 韓国.マレーシヤ ダイ バンコク アメリカ ブラジルなどに輸出しています
 みなさんがテレビ放送で初めてレアアース問題を知られたことでしょう 以前から自動車の技術開発者は知っていても
レアアースが入手できない 
こんな元素が一般に入手できれば自動車産業は発展しない
燃費がいい 故障しない 新車が売れない 中古車売れない 燃料が売れない自動車に立ち触る職業の方は
だれも得しない消費者のみです.
 自動車は年数で壊れ 燃料が多く出る だから新車が売れる レアアースの導入したら自動車産業はマイナスになります 

個人 運送業経営者には歓迎されますが そのほかは敬遠されます でも個人的には得をします

だから注文生産なのです
      平成22年5月6日 放射性17元素から放出さる電離放射線の原理を発見いたしました
 ①エンジン燃焼の酸素に作用するベーター線レアメタルの利用です
理論的には内燃機関の大気からの酸素にレアメタルの発生するベーター波が作用する つまりエンジン燃焼の為に必要とする吸気中の酸素に
ベーター波が影響を及ぼしその結果大気中の酸素に電子が割り込み酸素結合し燃焼しやすくしています
 使用についての禁止
新しい車には排気ガス規制などで制御コンピユターが装着され燃料監視 フィルター制御コントロールなどで管理されています
ために 制御がきかないなどのトラブルがないとはいいきれません まだ未知のものですから御使用を差し控えてください
 古い10年前の年式には使用効果がハッキリでますので 車の燃費のがよくない.黒鉛 パワーが悪い 加速がない.故障が多い車などの原因の対策
に御使用ください
 
省エネセラミック 酸素濃度の高い空気をつくるセラミック
 
 船舶  海上船 航海船 貨物船 エアーフイルターの入り口につけるだけで燃費の消費できる
試乗テスト無料貸出させていただきます
 サイズを知らせてください 縦 長さメール 077-589-2354 FAX 077-589-4892 
 レアアース(希土類)がエンジンの酸素濃度を上げます(テラヘルツ波長の加工を施しています)
空気の入り口につけることで酸素濃度が10%上がる(フイルターには巻かない事)
レアアースフイルター はすべて注文生産です 車によってすべて高さのサイズが違います
                  例 必要にてハサミでカットしてください すべて横幅は 17cm幅で12個に1パタンで
6パターンです
                  すべての長さは仕上げの1m10cmです   ご注文方法は縦のサイズで決まります
        例えば縦15cmなら長さ1m10cm 車に必要な分はさみでカットできます 
タンクローリー船  貨物船 車 発電機などのエンジン類  ガソリン ハイオク 軽油 重油など
   縦7cm以下長さ1m¥10000(税別)
   縦 9cm長さ1m¥12000(税別)1枚
  縦11cm長さ1m¥13800(税別)0枚
 縦13cm長さ1m¥15800(税別)0枚
    縦15cm長さ1m
¥17600(税別)0枚
   縦18cm長さ1.11m¥20400(税別) 16枚
   縦20cm長さ1m
¥21400(税別)0枚
納期20日 すべて受注文生産品です                               
      注文は
メール 077-589-2354 FAX 077-589-4892 
   
   サイズに合わせてハサミで切ってください
 
空気中の酸素濃度
 20.8%
(空気のきれいな緑の多い環境地)測定
 
フイルターで改善できる
② バイオグラスがラジエーター水の表面張力を小さくして冷却効果をたかめエンジンへの空気吸入量を増やすことで燃焼をたかめます
   緑のバイオグラス 石英 長斑岩石 黒のバイオはマグネタイト バイオグラスは水に作用する力があることです
      ①表面力の低下 ②冷却効果UP、③燃費効率UP.④燃料.環境に貢献
     
 ③燃料タンク口にセラミック(白金 チタン)を入れ込む 燃料には浸水のないようにすること (タンクの中で酸素を出しやすくする)
燃料油は常に分子が水素結合を形成して数十個集まる. 燃料タンク中で炭化水素特有の自動酸化が進む 分子の固まりが大きくなる
 → 燃料タンクにセラミックを入れることで水素結合が切断されて小さな分子の固まりになり 分子状酸素により自動酸化物ラジカルの発生を抑制したり消失させる
     
    普通乗用車     燃料タンクの中に入れることで酸素量を増やすことができるものである
                ハイオクガソリンを使用している方には普通ガソリンでよくなる
   レアアース元素は 中国の輸出が禁止 日本国に現在輸入できません。しかし日本の経済産業にはなくてはならない金属元素なのです
 放射性17元素から放出さる電離放射線により大気を電離させて負イオンを発生させることが
通常の40倍酸素量をエンジン内に入れ込むため完全燃焼する 燃焼効率がよくなりまと
燃費が少なく 排気ガスもきれいになるために
排気ガスの臭いの測定をしてみた結果
排気筒からの臭いは
ディーゼルエンジン は臭いがきつい  ガソリンも臭いがしますが 放射性17元素を
エアクリーナーにあてるとほとんど臭いがしません それはエンジンが完全燃焼するために 
燃焼効率がよくなるということなのです 
 燃費の改善 パワーアップは昔からありましたが ほとんど効果はまったくありませんでした、
放射性17元素から放出さる電離放射線はデーラー開発技術者は以前から知っていますが採用されません
古い車でも燃費効果のいいものが現れることは自動車製造業.ガソリン供給側 自動車にかかわるすべての
産業がマイナスになりますそのことをすすめるお話は日本経済の需要が落ち込みますから歓迎されるものではございません.
 しかし燃料の高騰で困っている事業者 運送業.船造船 又自動車の所有台数の多い
事業者各位には必要とされます.もちろん個人の車にも必要でしょう
 信じられないことなのですが当たり前の話なのです
、酸素が多くなると燃焼します.少ないと不完全燃焼になります 
エンジンの中に酸素を多く入れ込むと燃焼しますすなわちエンジンのなかに多くの酸素を入れてると燃費もすくなく
排ガスも臭いがすくないです 
不完全燃焼は臭いますね
    酸素を多く作り出すことができたら燃費はすくなくてすみますね どうすればいいのでしょうか・・
 酸素を多くだす元素があればいいのでしょう それが放射性17元素なのです
 昨年の11月ごろのニュースで中国が日本国にはレアアースを輸出禁止しました 
   90%以上    自動車産業はレアアースがないとハイブリッド車が製造できません
 それだけ大切な資源なのです 
 レアアースの元素を使ったものが酸素を多く出す元素なのです
 ●鉱石 粉末の加工及び製造(レアアース)
 ●鉱石 粉末の加工及び製造 鉱石分析(レアアース)
●元素の周期表
 
元素の周期表
H                                 He
Li Be                     B C N O F Ne
Na Mg                     Al Si P S Cl Ar
K Ca Sc Ti V Cr Mn Fe Co Ni Cu Zn Ga Ge As Se Br Kr
Rb Sr Y Zr Nb Mo Tc Ru Rh Pd Ag Cd In Sn Sb Te I Xe
Cs Ba La Hf Ta W Re Os Ir Pt Au Hg Tl Pb Bi Po At Rn
Fr Ra Ac                              
        Ce Pr Nd Pm Sm Eu Gd Tb Dy Ho Er Tm Yb Lu
        Th Pa U Np Pu Am Cm Bk Cf Es Fm Md No Lr
 H / 水素 / Hydrogen 
レッド 放射性元素 黄色  常温常圧で ガス気体 グリーンは取り扱い元素です
ランタノイド 21 39 57~71 
アクチノイド 89~103
 
会社概要    KDD(株) 大阪市城東区新喜多1丁目2-7-1708    通販法   今までの納品先
  滋賀県野洲市木部930  077-589-2354        FAX 077-589-4892
大学の研究開発 工場のテスト試験 陶器実験 工業の実験 医療の実験 開発にお求めください 1kg単位で販売
見積もりさせていただきます鉱石 セラミックボールの製造 ●吸水焼成土(キュート)●きれいな水が維持できます●池の浄化
 ●工業試験場の試験 分析機器 測定検査の代行
 
放射性17元素の必要な元素を配合して製造

放射能物質 セシュウム.ヨウ素は
含まれていません
     
 装着前2300回転で時速100km
エンジン燃焼の酸素に作用す
るベーター線レアメタルの利用です
 TOYOTA ランクル4000CC
装着後1800回転で時速100km 
  エア-フィルターに入れるだけでいいのです
  注意 アクセルの踏み込みは軽くしてください アクセルを深く踏むと危険です 加速スピードがすごいので危険ですから絶対やめてください
車を間違えるほどの馬力がでますのでご注意ください
  取り付け簡単 レアアースフイルターをつけるだけでいいのです
けたとたんに??エンジン音が静か?アクセル踏めばスタートが軽い??
空気の酸素量をエンジン内で増やしますから燃えやすい

 燃料が30%以上削減できます とにかくふしぎなことが起こります
 三菱パジエロ 平成3年式  走行20万kmの場合
 
ターボがよく効きます

エアクリーナーの中に
レアアースを入れます 
  
    空気を吸気するエアーフイルターに酸素を
多く作り出することができるのがレアアースなのです
レアアースでいったい何なんですか??
2010年に日本と中国との輸入貿易で
みなさんがテレビ放送で初めてレアアース問題を知られたことでしょう 以前から自動車の技術開発者は知っていてもレアアースが入手できない 
こんな元素があれば自動車産業は発展しない
燃費がいい 故障しない 新車が売れない 中古車売れない 燃料が売れない自動車に立ち触る職業の方はだれも得しない消費者のみです.
 
自動車は年数で壊れ 燃料が多く出る だから新車が売れる レアアースの導入したら自動車産業はマイナスになります 
個人 運送業経営者には歓迎されますが そのほかは敬遠されます でも個人的には得をします 
  レアアースを入れて黒鉛の測定 装着はずせば黒鉛49%
 
黒鉛測定 平成4年 型式 測定結果45%以下
合格
 
  ガソリンは発火温度で燃焼   ディーゼルエンジンは圧縮と酸素
酸素を多く吸入すれば燃費がよくなります だれにでもわかる表現です
 
     
 空気中の酸素濃度 20.8%
(空気のきれいな緑の多い環境地)測定
 エアーフイルターからディーゼルエンジンに 
送り込む酸素濃度(エンジン稼動での測定)開始
 接続 スタート(測定開始)
     
 エアーフイルターを通過することで 酸素濃度は急降下 10秒後にて18.8%に減少しさらに下がり続けて12%までになった
そこで レアアースの希土17元素を使いフイルターカバーをすることで
酸素濃度を20.8%維持ができる
     
酸素濃度測定  エアーフイルターを通過することで 20.8%が20.5%以下降下しないことがわかった
     
 ディーゼルエンジンは酸素が多ければ.圧縮率が高ければ完全燃焼し燃費の削減と排気ガスの濃度の低下
 CO2を少なくすることができる エコーの削減 になる 排ガス量をすくなくするための手段でもある
特に都市部の排ガス規制に適合できると考えています
排気ガスの黒煙測定では10%の削減ができた、
車の排ガスの不完全燃焼成分 自動車排ガスの3害成分は、一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物である。
 「環境基準のもうけてある5つの大気汚染物質の発生源と悪影響」。 
5つの大気汚染物質は硫黄酸化物、窒素酸化物、一酸化炭素、浮遊粒子状物質、光化学オキシダントです。
発生源は、主に、工場と自動車です。環境への影響では、硫黄酸化物(ソックス)は酸性雨、窒素酸化物(ノックス)は
酸性雨と光化学スモッグ、一酸化炭素は温暖化、光化学オキシダントは光化学スモッグへつながります
。オキシダントは車の出す窒素酸化物と炭化水素が太陽の紫外線で化学変化してできるようです。 
大気を汚染する自動車排ガスの3害成分は、一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物である。
 ②
装着してすぐに効果がでないときは7日以内なら返品していただけます
年式の古い車は
装着してパワー 燃費で 体験 即結果がでます 
大型10トン ダンプカー 大型10トン トラック 大型漁船 大型エンジンガソリン車
   
 三菱パジエロ 平成3年式  走行20万km    黒鉛もでませんが
臭いモニターGT-300-VOCの測定機器は
ディーゼルエンジンは測定はきません
ガソリンエンジンは計測できます

 
ガソリン軽トラック
平成12年式 走行10万km
 トヨター 普通車 
平成19年式 走行1万2000km
   
 CIAQ数  234 でした  きつい臭い   CIAQ数  153 でした  きつい臭い
  
     CIAQ数  
353 でした  きつい臭い
 
   
 放射性17元素 をエアクリーに装着した場合CIAQ数353~172まで数値が下がりました
  
エアクリナーに入れるだけでいいんです
 
  エンジン静か パワーが即出ます
 
 小型耕運機でパワー実験
 
 エアクリーナーの中はスポンジ
 
 レアアース玉を入れ込む
 
吸込む空気に酸素が多く発生しエンジンの燃焼効率をアップするために燃費 馬力アップになる 作業すれば違いが実感できる
ガソリンは早く減ったのに レアアース玉いれたら燃費がよくなった 臭いの数値が下がれば燃焼効率がよくなったということです走行した結果がでました
①エンジン音が低くなる   ② 燃料の節約30%~ 40%節約
          ③ 排気筒の空気がきれい  ④加速がいい スピードアップ
 ふしぎなことなんです     レアアースをつかえば
 
信じられますか??しんじない100%
 高さ mm 長さサイズ 円周mm  
クリーナーにレアアース玉を巻くだけ
 
 これだけ汚れていれば燃焼効率が低下する 常識で判断できますね
 船舶漁船ヤンマー500馬力  
エンジンクリーナー
H80mmX650mm

円周をひもでくくり スポンジを上からかぶせる方法
 
長さ何cm 高さcmですか(ストロケース入り)
  縦 7cm以下長さ1m¥10000(税別)
   縦 9cm長さ1m¥12000(税別)1枚
  縦11cm長さ1m¥13800(税別)0枚
  縦13cm長さ1m¥15800(税別)0枚
  
 縦15cm長さ1m¥17600(税別)0枚
   縦18cm長さ1.11m¥20400(税別) 16枚
   縦20cm長さ1m
¥21400(税別)0枚 
  納期20日 すべて受注文生産品です                               
      注文は
メール 077-589-2354 FAX 077-589-4892 
 
パジエロの場合 120mmX680mm

クリーナーのサイズに合わせて製作 
 
効率アップ セラミック玉(ストロケースなし)
  縦18cm長さ1.11m¥32000(税別)4枚
長さの調整ははさみで切ってください
 

2010年09月30日 (木)時論公論 「どう確保するレアアース」

ニュース解説・時論公論です。
日中関係の悪化で、日本にとって必要不可欠な資源の確保が脅かされています。ハイテク製品の生産に欠かせないレアアースの中国からの輸入が滞っているからです。
日本はレアアースのほとんどを中国からの輸入に頼っています。供給不安が続くようですと、日本経済を支えるハイテク産業に支障がでかねません。
今夜は、中国への依存から脱却してレアアースを安定的に確保するには何が必要なのかを考えます。

この問題の深刻さを理解するには、レアアースとは何なのか、なぜそれほど重要なのかを知る必要があります。レアアースは、
国が指定する31の希少金属・レアメタルのひとつです。実際は17の金属元素から成り立っていますが、性質が似ていて一緒に
産出される事が多いために一括してレアアースと呼ばれます。採れる場所が限られていることや、純度の高いものを取り出すのが難しいために、この名前がつきました。

最大の特徴は、ごく僅かな量でも他の金属に混ぜると、強度が高まったり、磁力が強くなったり、光を出したりする性質があることです。
この性質を利用して、例えば200度近い高温になるハイブリッド車や電気自動車のモーターには、高い温度でも磁力を保つ性質をもつ
レアアースが使われています。パソコンや携帯電話、液晶テレビや太陽光発電パネルと幅広い製品に利用されています。
イメージは脇役の印象ですが、ハイテクもの作り大国・日本の製造業を支える陰の主役と言えるものです。

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 レアアースは中国や旧ソビエト諸国、アメリカなどにもあり、中国の埋蔵量は36%程です。

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ところが生産量をみると中国の割合は、97%にも達します。人件費や採掘にかかるコストの圧倒的な安さで、中国が独占的な地位を築いたのです。
日本の一昨年の輸入量は3万2千トン、ほとんどが中国からの輸入で、日本は供給を中国に頼りきっているのです。

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 これをみますと、今回の事態は唯一といっていい入手ルートが絶たれたに等しく、日本の基幹産業を脅かしかねない事が分かっていただけると思います。

中国政府は「国が輸出を止めるようなことはしていない」と輸出制限を否定しています。きのうになって輸出再開を伺わせる動きも出ていますが、
経済産業省は、輸入商社やメーカー30社を対象に実態調査を始めています。これによって日本を狙い撃ちにした輸出制限の事実が
確認されれば、国による差別を禁じた国際貿易ルールに違反します。事実関係はきちんと解明すべきだと思います。

ハイテク産業の現場には、いまのところ大きな混乱は起きていません。大手自動車メーカーや電機メーカーには在庫があって、
生産活動にすぐに支障をきたす状況にはないということです。一方、輸入したレアアースの加工業者は先行きへの不安を募らせています。
実はこの7月、中国政府はレアアースの輸出枠を削減すると発表したため、価格は高いもので今年初めに比べて2倍にも跳ね上がり、
日本の化学メーカーや電子部品メーカーは来月から製品の値上げに追い込まれていたからです。

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今回の騒ぎのあるなしに拘わらず、中国はレアアースのいわば囲い込みを強める傾向にあります。先程も触れましたが、
中国政府は7月、レアアースの今年の輸出枠を去年より40%も削減すると発表しました。日本政府は先月の閣僚級の
日中ハイレベル経済対話で、見直しを求めましたが、中国は環境保全や資源保護を理由に日本の要請を突っぱねました。

この背景には中国のレアアース戦略の転換があります。経済発展に伴って中国国内でもハイテク産業が成長しているので、
国内産業へのレアアース供給を優先させる。さらに、レアアースをそのまま輸出するのではなく、加工や製品化してもっと高い
値段売れるように自前のレアアース産業の育成する、こうした意図があると専門家は見ています。
つまり、今回の混乱が収束したとしても、中国がレアアースの輸出を抑制する可能性が高いとみなければなりません。
中国への行き過ぎた依存体質を改める時期に来ていると思います。

では、どうやって脱中国を実現していくかです。レアアースの使用量を節約したり、レアアースに代わる代替品を開発したりする
取り組みは、個別の企業や研究機関を中心に徐々に進んでいます。代替品の開発では例えば、立命館大学の研究グループが、
レアアースを使わずに液晶テレビやレンズといった精密なガラス製品を磨く研磨剤の開発に成功しました。研究グループは、
来年度末を目標に実用化を目指すといっています。研磨剤には多くのレアアースが必要とされているだけに、実用化されれば画期的なことです。

こうした努力の他に、レアアースの新たな供給源を見つける事が欠かせないと思います。

j100930_04.jpg 

一つは、使用済みのハイテク製品を集めて、そこからレアアースやレアメタルを取り出して再利用する試みです。
携帯電話やパソコンの普及台数を基に、数字だけをみればかなりの量の回収が期待できます。しかし、課題は2つあります。第1に、
日本にはレアメタルやレアアースの回収を目的にした法律はありません。リサイクルを組織的で効率的に進めるためには、
例えば家電リサイクル法のような義務化を含めたレアアース回収の法律を作る事を検討してはどうでしょうか。2つ目はさまざまな物質が
混じっている中から、レアアースだけを分離して回収する事は大変難しく、様々な試みは行われていますが、日本ではまだ回収技術が
確立されていません。採算に見合う、コストの安い回収技術の実現が大きな課題です。

 

次に中国とは別の輸入先を増やす事です。一部の商社がベトナムやカザフスタンで、鉱山の開発や、
地元企業との合弁事業でウラン鉱石の採掘で余った土からレアアースを採取する計画を進めています。そうした中で注目されるのは
アメリカの動きです。アメリカは1980年代までレアアースの最大の生産国でした。しかし採掘に伴って出る放射性元素を取り除くのに
費用がかかりすぎたために、コストの安い中国に対抗できず撤退した経緯があります。ところが世界的な需要の高まりや
中国の輸出制限を受けて、アメリカ西部の世界有数の鉱山が操業再開の準備を進めているといわれます。輸入先の多角化で、
どれだけのレアアースを確保できるか不透明な部分は残ります。しかし、大切な資源を一国からの輸入に頼るといういびつな構造
を変えるためには、今後もこうした努力は続けるべきだと思います。

代替品の開発やリサイクルにしろ、輸入先の多角化にしろ、どれか一つで万事解決とはいきません。備蓄も含めて、政府は
、レアアースやレアメタルの確保に向けた総合的な戦略を策定する必要があると思います。最後に日本政府への注文です
。政府は、中国との経済関係は、市場の論理と国際ルールに基づくということを、明確に態度で示して欲しいと思います。
レアアースではありませんが、中国の鉱物資源の輸出規制が国際ルールに反するという理由で、去年6月アメリカとEUは
WTOに提訴しました。しかし日本は、中国を刺激するのは避けるという配慮もあって提訴を見送りました。もちろん、
いたずらに貿易摩擦を引き起こす必要はありません。しかし、理不尽な措置に対しては、あくまでルールに照らしてWTOの場で
決着をつける、場合によっては欧米諸国と連携する、そうした決断が必要だと思います。

   
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